約 399,379 件
https://w.atwiki.jp/negirowa2/pages/86.html
華の悲鳴 ~壊れた硝子の心~ 【19 00】 小豆色の大きなリボンが風に揺れている。 薄紅色の小さなリボンが風と踊っている。 森林地帯から、西に抜けることしばし。 島の中央部から南西部にかけて横たわる小山から、 北西の耕作地帯へと流れている小川がある。 №20:清浦刹那と№15:神坂春姫はそのほとりで放送を聞いた。 放送では上条沙耶の名が読み上げられた。 春姫はそれで涙した。 大体、一時間前のことだ。 春姫は今なお泣き続けている。 彼女の隣に座り川面を眺める刹那は無表情。 しかし、その胸中には焦りがある。 (私は伊藤を探さなくちゃいけないのに) 伊藤誠という少年は優柔不断で移り気、かつ無節操、その上無責任。 さらには、状況にたやすく流される悪癖もある。 分かりやすく言えばダメ人間。 或いは最低男。 にもかかわらず、彼は、思春期の少女を惹きつけて止まぬ何かを持っている。 フェロモンともカリスマともつかぬ、妖しい魅力が。 それを知る刹那だからこそ抱いている確信がある。 (伊藤は今、女と一緒にいる) その女が西園寺世界であればそれでよい。 自分の出る幕は既に無い。 しかし、そこに例えば桂言葉がいるとしたら。 加藤乙女がいるとしたら。 或いは、いまだ知らぬ誰かが居たとしたら。 (伊藤がその女に靡く前に。その女が伊藤に惹かれる前に。 伊藤を押さえておかないと、ダメ) そのうえ死と隣り合わせの吊橋効果も加われば、男女の仲は嫌が応にも加速する。 こんなところで長々と休憩している場合では、ないのだ。 (……春姫、置いていこうか) 刹那がその選択肢の検討を現実的に始めた頃、漸く春姫の涙が止まった。 「許せないよ―――」 腫れた瞼を小川で漱ぎながら春姫が刹那に呟く。 視線を揺れる水面に預けたまま刹那が春姫に問いかける。 「上条を殺した人が?」 春姫の正義感は強い。 幼き日に出会った【あこがれの少年】の背を追いかけ、正しき道を邁進するのが彼女だ。 故に、正しき怒りは問題の根源へと向けられていた。 「違う。あの神父が。このゲームが!」 「……」 刹那は春姫の怒りに己との隔意を感じ取った。 春姫の怒りは義憤と呼ばれるもので、大儀に通じるものだった。 だが、刹那はそんな大それたことは考えてもいない。 割り切っている。 (いずれ自分は死ぬ。世界も死ぬ。伊藤も死ぬ。 私が見知っている人たちは、近いうちに全滅する) 悲観ではない。諦観だ。 現状と事実を彼女なりに評価した末の結論だ。 その避け得ない死までの時間をどう過ごすか。 刹那が考えているのは、それだけだ。 春姫の純度の高い感情を眩しく思う反面、決してその光に手を伸ばそうとは思わない。 清浦刹那は、世間に対してそうした距離感で生きてきた少女なのだ。 「勇ましいことだな」 刹那の内面に浮かんだ春姫への評価は、果たして他者の口から告げられた。 川面に映る夕陽の赤。 その赤よりなお鮮烈な赤の装束を鎧った精悍な男が、小川の向こうにいた。 剣製の英霊・アーチャー。 川幅、目測にて約4メートル。 彼は助走することなくその距離を飛び越える。 刹那と春姫に動揺が走る。 まず二呼吸。 清浦刹那が左右の手に黒鍵を構える。 さらに二呼吸。 春姫もまたFNハイパワーの照準を接近者に合わせた。 「あなたはゲームに乗っている? 乗っていない?」 警戒心を漲らせ、刹那は近づく男に問いを発する。 真剣な問いだった。 対する男の返答は、まず、鼻で笑うことから始まった。 次いで、質問に質問を返した。 「例えば俺が乗っていないと答えれば、お前たちは信じるのか?」 歩み来る男の態度にはあからさまな余裕がある。 刹那と春姫の必死さを弄んでいる。 「例えば俺が乗っていると答えれば、お前たちはかかってくるのか?」 刹那は答えない。春姫も答えない。その余力が無い。 歩み来男の挙動を、言葉を、全神経で以って捉えんとしている。 「ふん。では、あえてこう答えてみようか。 俺はゲームに乗っている。積極的にな」 刹那の判断は名が示す通り、瞬間だった。 「春姫、撃って!」 自らも黒鍵を握り直し、盟友に指示を出した。 対する春姫の動きは、刹那の意図に反したものだった。 「だめだよ刹那ちゃん。この人には殺意、ないから」 春姫は【式守の秘法】を巡る争いで幾分かの修羅場は潜っている。 そこで鍛えた殺気・敵意への感応力は一廉の戦士に比肩し得る。 その感応力を以ってして、春姫は刹那とは別の判断を下したのだ。 目の前の不敵な青年からは害意が感じられないのだから。 ―――感じられなかった、のだが。 真紅の鎧の男は、残り3歩の距離を瞬き1度の間に詰めた。 詰めた上で、腰に差した2本の短剣を其々の手に握り、それを突き出した。 刹那の喉元には陽剣・干将。 春姫の喉元には陰剣・莫耶。 ぎらつく切っ先が皮一枚傷つけることなく、 ピタリと喉笛に接地されていた。 殺気は、行動に遅れてやってきた。 男の宣言と共に。 「これでおまえたちは1回、死んだ」 刹那と春姫の呼吸が止まる。 同時に、2人の耳から全ての音が消えた。 聞こえるのは目の前の真紅の鎧の男の声ばかり。 「で、今度は俺からの質問だ。タカミネコユキを知っているか?」 「……高峰先輩?」 反応を返したのは春姫だった。 返したものの、春姫の頭の中では、この恐ろしい男と小雪とがまるで結びつかない。 「知っているのか。では、名を聞こう」 「神坂春姫」 雌雄一対の剣を再び腰に戻し、噴出していた殺気を器用に収め。 真紅の鎧の男・アーチャーはにこやかに、言った。 「そうか、お前がカミサカか」 と、同時に。 消えていたはずの小川のせせらぎと枝葉のざわめきが、刹那と春姫の耳に蘇る。 空気すら軽くなったような感覚。 それほどの緊張を2人は強いられていたのだ。 それほどの解放を2人は味わったのだ。 「お前は?」 「……」 刹那は、ようやく震えることを思い出した体を自らの腕で強く抱きしめる。 彼女の胸に、アーチャーに対する恐怖や怒りなど湧いてこなかった。 麻痺だ。 身体も、心も、一切が、凍結していた。 「名前を聞いているのだが?」 「き、清浦…… 刹那……」 「そうか、お前は無関係か」 無関係――― 男のこの評価を喜ぶべきなのか、恐れるべきなのか、刹那には分からない。 脳の端がちりりと鳴ったような気もするが、その微かな予兆を追求することより、 目の前の男と春姫とのやりとりを聞き漏らさぬことの方が重要なのだと、 刹那は考えた。 「そのコユキからカミサカへの伝言だ。 お前らを救う用意がある。戦いを避けて、安全なところに隠れていろ。 ……以上だ」 「高峰先輩は無事なのね? 今どこにいるの?」 「息災なのは伝わるが、場所まではわからんな」 刹那は違和感を覚える。 春姫の声が徐々に弾んできていることに。 春姫の顔が喜色に染まっていることに。 (春姫は男を見ていない――― その後ろのコユキという人を見てる) 確かに、表面上は和やかではある。 男は武器を収めている。 あわよくば、生きて帰れる可能性すら示唆されている。 だが、刹那の子羊の本能は警告を発していた。 この恐ろしい男と関わってはならないと。 一刻も早く、ここから離れるべきだと。 「よかったね、春姫。 でも私は伊藤を探さないといけないから…… ここでばいばいだね」 煩悶の末、刹那は別れの言葉を口にした。 探すことと隠れることは、両立しない。 理屈ではある。 しかし、今の彼女にとっては。 一刻も早くこの場を離れる為の理由としての意味合いの方が大きかった。 「じゃあね」 春姫は呆然とする春姫にピースサインを決め、無表情のまま背を向ける。 その手を、春姫が強く握った。 「待って刹那ちゃん。私も行く」 「でも、あなたは―――」 「でもは無し。だって約束したでしょ? 状況が変わったからって刹那ちゃんを裏切るようなこと、私はできない」 刹那にとって、それは意外な申し出だった。 あるいは春姫が自分を引きとめるかもしれないとは思っていた。 春姫の態度や言葉の端々に、自分に対する友情めいた感情を感じ取っていたからだ。 だが、あえて庇護を捨ててまでついて来ようとは露とも思わなかった。 「私たちさ、刹那、春姫の仲じゃない!」 「春姫……」 死地に咲かんとする可憐な友情の花、一輪。 その花を愛でるは愚か、蕾のままに手折ろうとする無粋な手が伸びる。 「それは駄目だなカミサカ。コユキの言う通り隠れてもらわなくては」 刹那の喉元には陽剣・干将。 春姫の喉元には陰剣・莫耶。 ぎらつく切っ先が皮一枚傷つけることなく、 ピタリと喉笛に接地されていた。 「さて、これで2回死んだ訳だが」 アーチャーはやれやれ、と大仰な溜息をつきながら両の手の短刀を腰に戻した。 その間、彼は一度たりとも刹那の方を見なかった。 意識すら彼女に割かなかった。 春姫の瞳を見つめ、春姫の表情を探り、春姫の呼吸を読んでいた。 語る言葉もまた、春姫に対してのみ発せられた。 「殺人者は俺のように親切ではないぞ。 あのまま刃をもう少し前に出して、それで終わりだ。 コユキはな、お前をそのような目に合わせたくないんだ。 下手に動きまわるより隠れていたほうが安全なんだ」 「高峰先輩の気持ちはとっても嬉しいけど、友達は裏切れないよ」 「お前の意思など関係ない。コユキの意思のみが重要だ」 「高峰先輩ならわかってくれるよ」 「俺はお前ほどコユキという女を知らんからな。 付き合いの長いお前がそういうのであれば、きっとそうなのだろう」 刹那は恐怖に痺れる頭で漠然と感じている。 今の刃は、一度目の刃よりも不吉な輝きを増していたと。 「だがダメだ。 マスターの指示で動いている以上、それを否定する別命が与えられん限りはな。 例えコユキがお前の行動を認めるのだとしても、 それを本人の口から直接聞かないことには、意味が無い」 「契約と束縛…… あなたは、悪魔かなにかなの?」 「まあ、似たようなものか。サーヴァントという。実体化した怨霊の一種だ」 引かぬアーチャーに、引かぬ春姫。 刹那の悪い予感は確信に格上げされた。 (こいつは言った。私は【無関係】と。 そう、こいつが、その背後のコユキさんが救おうとしているのは春姫だけ。 だから私は【無関係】。 でも、春姫がこいつの救いの手を払うなら…… 払う理由が私にあるのなら…… もう、私は【無関係】なんかじゃない。 こいつにとっての私は、春姫を救うことを妨げる【邪魔者】だ) 刹那は、そこまで分かっているにも関わらず、逃走しなかった。 不用意な動きがアーチャーを刺激するという判断からではない。 麻痺だ。 恐怖に固まった体が、随意に動かせないのだ。 逃げるに逃げられぬだけだ。 そんな彼女に出来ることは、春姫を説得することだけだった。 「もう…… いいから…… 春姫の気持ちはよくわかったから…… コユキさんの気持ちを汲んであげて…… 私なら大丈夫…… 一人で大丈夫……」 刹那は涙声で春姫に離別の言葉を繰り返す。 引きつった頬の脇にあるピースサインは震えている。 「お前は物分りが良いな。 キヨウラがカミサカだったら話は早いのだが、まったく世の中はままならん」 「でも……」 春姫の反論を封じるべく、アーチャーが動く。 気付けば三度。 刹那の喉元には陽剣・干将。 春姫の喉元には陰剣・莫耶。 ぎらつく切っ先が皮一枚傷つけることなく、 ピタリと喉笛に接地されていた。 「これで3回死んだ。 お前のめでたい頭は、一体何度死んだら理解できるんだ?」 アーチャーは三度、両手の愛刀を腰に提げる。 額に片手をやり、左右に頭を振って、春姫の聞き分けの無さの程をアピールする。 刹那は男の演技懸かった挙動を茫と眺めながら、聞きかじりの雑学を思い浮かべていた。 羊という動物は生命の危機を感じると、肉体と思考を麻痺させる機能があるという。 生存の可能性を放棄することで苦しみを軽減させる、諦観の境地。 それが事実なのか虚構の喩え話なのかは判然としないが――― (私みたいね……) なぜなら刹那は、諦めたから。 自分が、ここから、この男の手から、逃れることを。 なぜなら刹那は、受け入れたから。 自分が、ここで、この男に、殺されることを。 春姫は察することなく、懲りることなく。 未だに真正面から己の義理と人情を押し通そうとしている。 「でも!私はそれが大事なんだって思うの!」 信念を持つ人間は、強い。 他者の言葉に揺れぬから。 裏を返せば。 他者を省みないから。 だから春姫は。 アーチャーの警告の真の意味を理解することなく。 刹那の離別の申し出の裏にある意図に気付くことなく。 ここまで、己の信念を貫いてしまった。 「止むを得ない、か」 アーチャーは失望の溜息と共に、腰の得物を握る。 刹那の喉元には陽剣・干将。 春姫の喉元には陰剣・莫耶。 ぎらつく切っ先が皮一枚傷つけることなく、 ピタリと喉笛に接地されていた。 その干将が。 干将のみが。 つ…… と、横滑った。 (熱っ) 刹那はそう声に出したつもりだった。 しかし唇から言葉は発せられず、代わりに笛のような音が聞こえてきた。 ひぃるるるる…… その音は干将に切り裂かれた刹那の喉笛から発せられていた。 (あ、) 刹那の生は諦観と共にあった。 刹那の死もまた諦観と共にあった。 (やっぱり、ね―――) 清浦刹那の意識は二度と浮上することのない淵の底へと沈んでいった。 とても物分りのいい死に様だった。 「可哀想にな。 キヨウラは1人で行くと言っていたのに、お前がわがままを言うから 殺さざるを得なかったじゃないか」 淡々と。 人ひとり斬殺しておきながら、眉一つ動かさずに。 声の調子を変えずに。 アーチャーは春姫だけに、そう告げた。 「ああああああ!!」 刹那の喉から溢れ出す鮮血を全身に浴びながら、春姫が慟哭する。 悲しみ。無力感。自責。 ありとあらゆる負の感情が渾然一体となって春姫を苛む。 だが、それらどの感情よりも突出し、春姫の五体を駆り立てる感情があった。 怒り。 春姫の手にはFNハイパワー。 今までずっと握られたままだった。 「許さない!!」 弾丸に先駆けて放たれるは春姫の激情。 寸刻遅れて拳銃が火を吹く。 だが、アーチャーの拳がそれより速く、彼女の顔面を打ち抜いた。 手加減も容赦も加えたぬるい一撃。 それでも、軟骨を潰し、鼻血を噴水の如く溢れさせるに十分な打撃だった。 春姫は後方に倒れ込み、FNハイパワーは明後日の方向に弾丸を発する。 「ぎぼっっ!!」 アーチャーは仰向けに倒れている春姫の前髪を鷲掴み、無理やり引き起こした。 そして、春姫の顔を自らの眼前まで持ってくると、一言。 「五体満足で隠せ、とは言われていないわけだが?」 狂猛な殺気を隠すことなく放出し、恫喝した。 春姫は、ただ睨みつけている。 涙が滲んでいる。 体は震えている。 それでも、まだ心は折れていない。 (この男を、許さない) だが、その健気な義憤も、次の一言でひび割れた。 「それで、これからどうするんだカミサカ? まさかキヨウラの遺志を継いで、イトウを探すとは言うまいな? イトウまで俺に殺させるつもりか?」 止めを刺したのは、この一言だった。 「俺は人助けの為なら容赦なく殺すぞ。何人でも殺すぞ。 正義の味方だからな」 春姫の勇気は、義憤は、その心は。 音を立てて砕け散った。 【時間:19 30】 【場所:中央西部・小川 → 中央森林】 【名前:神坂春姫(№15)】 【装備:FN HI-POWER 12/13】 【所持:FN予備弾 13/13 ×2、支給品一式】 【状態:健康、恐慌、鼻骨骨折】 【思考:潜伏逃亡】 1)私と関わった人が殺されるなら、誰とも関わらず隠れていよう 2)刹那、ごめんなさい…… 3)赤い鎧の男(アーチャー)、許さない! 【時間:19 30】 【場所:中央西部・小川 → 北方向】 【名前:アーチャー(支給品№03)】 【装備:干将・莫耶、黒鍵×6(←清浦刹那)】 【所持:なし】 【状態:健康】 【思考:小雪に従う】 1)コユキの命に従い、存命中のはぴねす!組を探し、身を隠すことを勧める 2)サーヴァントとして呼ばれた以上、マスターであるコユキを優勝に導く 3)上記の参加者以外は基本的に殺害するつもり。特に衛宮士郎は自らの手で抹殺したい 4)いずれ小雪と合流する ※刹那の支給品一式はその場に放置 ※小雪キルポイント 02/10 【№20 清浦刹那 死亡 残り48人】 時系列順で読む 前話 KISS×100 次話 彼女たちの流儀 投下順で読む 前話 誰かのために出来ること 御剣冥夜編 次話 オレと彼女は主従なカンケイ 決意の第一歩 神坂春姫 勇者からは逃げられない!? 決意の第一歩 清浦刹那 GameOver 朱と紅 ~アカとアカ~ アーチャー 戦場デ少女ハ心ヲサガス?
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/2254.html
4ページ目 その時若い男の悲鳴が ババア「うひゃああああああああああああああ」 若い男「ぎゃああああああああたすけてくれ…」 女たち「きああああああああああああああああああ」 若い男「やめてやめてくれ…」 ババア「むしゃむしゃ^ ^お前の腕、美味いでヽ(;▽;)ノ」 セール「(情けねえ男だな…え?ババアが男を食べて…る…?)」 若い男がババアに頭から食われている ババア「久しぶりの人間の肉はホンマ美味いわい☆* .。. o(≧▽≦)o .。. *☆」 女たち「きああああああああああああああああ」 ババア「やい!メスガキ共!!!ワイは男しか食わへんから安心せえ☆~(ゝ。∂)」 女たちとセール含む男たち「きあああああああああああああああああああ」 ババア「どけ、ジジイ邪魔や!ワイは若い男しか食わんのや!若い男はおらんかの?はよでてこいや!o(`ω´ )o」 セール「どいてくださいどいてください、すいません」 ババア「おやおや向こうに若い男がおるなやなwww逃げても無駄やで☆」 セール「食われるか外へ飛び降りるかどうしよ?ババアなんかに食われたくはないから飛び降りる…」 セールはドアを蹴っ飛ばして電車から外に飛び降りた 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/blazer_novel/pages/160.html
暗闇の中で、俺は飛んだ意識をどうにか取り戻した。 全身に激痛が走る。ダンプカーに直撃されたらこうなるのだろうか…いや、その場合だと確実に死んでるか。 とにかく俺は、頭を振って視界を取り戻した。 まだ一人頑張っている。先の部屋でミニガンを手に入れていた大男だ。 絶叫しながら周囲に弾をばら撒いている。 馬鹿め。忠告してやったのに。全開で撃つとすぐに弾切れすると。 案の定だ。すぐにその、相当な重量を持つ砲塔から弾は出なくなった。 そして。 周囲を駆け回っていた鋼の身体を持った巨大な獅子のような獣が、大男に襲いかかった。 一体につき体長3メートルはあるだろうか。 それが何頭も、何頭も。大男に群がっていき、男の悲鳴と絶叫がこの空間に木霊する。 ふと俺は周囲を見回し、先程俺が庇った少年を探した。 ああ、何ということはない。俺がここまでボロボロになってやったことは、こうも簡単に無為に帰したって事だ。 坊主頭の少年は、俺が背にしている壁の少し遠くの方で倒れていた。 腕が一本ずつ千切れかけ、そこから血溜まりが広がっている。 頭からも血を流して倒れており、その身体はピクリとも動かない。 俺ももうすぐ死ぬだろう。 自然と俺の頭は、こんなことになった経緯を一から思い出していた。 確か、最初は。 第一章へ 刹那に生きる者・目次
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/1930.html
402 名前: NPCさん 2006/10/13(金) 18 37 24 ID ??? この流れに地元のコンベにいたGM思い出した。卓に女性PLが来るとグロ描写や残虐描写 (性的な描写はしないが)を増やして女性PLがいやー!と悲鳴を上げると喜んでいた 女の子が叫ぶともうそれだけでやったぜ!って達成感があるんだよ!と力説していた 403 名前: NPCさん 2006/10/13(金) 18 47 19 ID ??? 402 ニヤニヤと楽しげにしていたらどう反応するんだろうか 404 名前: NPCさん 2006/10/13(金) 19 12 36 ID ??? 402 俺の中の中学生(即ち厨房)の部分が激しく肯定している。 405 名前: NPCさん 2006/10/13(金) 19 49 56 ID ??? ウチにも残虐描写大好きの変態がいるぞ。 マスターの時にPCの妹(未成年)を孕ませて、四肢切断、揚げ物 にしてそのPCに食わせるというシーンを画像つきで演出していた。 当事者じゃないけど、マジに気分悪かった。 スレ115
https://w.atwiki.jp/aspurand1106/pages/456.html
【28】無為はあらゆる不道徳の母 「ねーおかしい絶対おかしい」 リルヴァは少年・貴彦に対しアピールを続けていた。 素っ裸になって尻を突き出しその部分を広げて奥まで見せて尻を振ったりもした。 だが貴彦は鬱陶しげな目を向けるだけであった。 「おかしいって何でそこまで興味がわかないの」 「……」 そろそろ泣きそうになっているリルヴァの問いに答えず貴彦は立ち上がってデイパックを持ち上げる。 「え? どうしたの?」 「どこか建物探してそこに隠れてます」 「あ、じゃあ私も行くからね!」 「ええ……」 「当たり前よ! 虚仮にされたままでいられないもの!」 「……はあ、もう勝手にすれば良いでしょう」 うんざりしている貴彦に張り切るリルヴァ。 貴彦はもういい加減まともに構うのも面倒になったようで勝手に飽きてどこかへ行ってくれる事を願っていたが、 リルヴァは全くその気は無かった。 ――――あぁぁぁぁい゛たぁいぃぃぃぃぃぃ!!痛いぃぃぃぃぃ!!痛い痛い痛いぃたっぁあ゛ぁいたぁ゛い!!!!! 「「!」」 突然どこかから響く男の悲鳴。 凄まじい絶叫のようで木霊している。 「あれ、結構近くない? 今の悲鳴」 「みたいですね……もうちょっとここに居ますか、じゃあ」 危険を感じた貴彦はもうしばらく橋台部分に留まる事にした。 「じゃあそのもうちょっとの間私と」 「しません」 「……泣いて良い?」 あまりの塩対応の連続にリルヴァは流石に心が疲れてきているようであった。 【午前/D-3軍前橋北側橋台付近】 【廣崎貴彦】 [状態]健康 [所持品]基本支給品一式、不明支給品 [行動指針]殺し合いをする気は無い。この人(リルヴァ)何よ……。 【リルヴァ】 [状態]健康 [所持品]基本支給品一式、不明支給品 [行動指針]殺し合いはしない。廣崎君の興味を私に向けさせたい! って言うか向いてよぉ……。 前:心と身体は乖離、狂宴に気もそぞろ 目次順 次:賽は投げられた 前:POWER&GLORY 廣崎貴彦 次:[[]] 前:POWER&GLORY リルヴァ 次:[[]]
https://w.atwiki.jp/gaaa/pages/71.html
https://w.atwiki.jp/masayoshizard/pages/81.html
42話 「ザマァミロ!!」 男子2番 伊藤 麗司(いとう れいじ)は、かつて自分の苛めていた川井潤を遺体を蹴り飛ばした。 暗視ゴーグルを装備した彼は、暗闇の中もスイスイと動ける。 そして彼は何度も何度も恨みを晴らすように執拗に蹴り続けた。 「へへ・・・ゼェゼェ・・・・この手で殺せなくて残念だったけどな・・・このくらいで勘弁してやるか・・・」 (クラス内で俺に嫌がらせをしてたのは、あとは矢島・・・いや、クラスの奴等見て見ぬふりをしてるんだ・・・・みんな殺してやる・・・) どす黒いものを心に秘めて、麗司は獲物を探す為に歩き出す。 「・・・・お?」 獲物を見つけて、ニタァと口の端を吊り上げて笑う。 『パンッ! パンッ!』 「ぎゃあ!!」 彼の拳銃グロッグ23から放たれた銃弾は、何者かを捉えていた。 その証拠に、男の悲鳴が上がる。 自分の撃った弾が獲物に命中した事に興奮を覚え、麗司は手負いの獲物に近づく。 「チッ、矢島じゃない・・・・」 それは、男子18番 横井 保(よこい たもつ)だった。 保は、恨めしそうに麗司を見ると再び、悲鳴を上げた。 「だ―――誰だよ・・お前・・・何で俺を撃つんだよ!?」 見た事もない生徒を見て、混乱しながら喚き散らす保。 それもそうだ。 麗司は、登校拒否をしていたのだ。 その存在を認知すらしていない生徒もいる。 保もそのひとりだった。 しかし、彼は暗視ゴーグルを頭に装備している人間が誰か分からない為に、この発言をしたのだ。 だが、その一言が麗司の逆鱗に触れる。 「オマエののクラスメイトだよ・・・登校拒否児だけどな」 『バン!』 「ぎゃあ!!」 麗司のグロッグが保の腹に命中した。 「いてぇ・・・・いてぇよ・・・・」 泣き出す保を見て、麗司は更なる興奮を覚えた。 「なるほど・・・こりゃ楽しいわ。弱い者いじめする側の気持ちがやっと・・・分っかったぜぇ♪」 『ドゴッ!』 麗司は、撃たれた保の腹を更に蹴りつける。 再び、保の悲鳴があがる。 「もっと楽しみたいけど、まあ、オマエだけに構ってられる程に暇じゃないんだ。ウヒヒ・・・サヨナラ――名も知らないクラスメイトくん♪」 『バンッ!』 今度こそ、麗司のグロッグは保の頭を撃ち抜き、その命を奪った。 男子18番 横井 保(よこい たもつ) 死亡 残り18人
https://w.atwiki.jp/cozmixdatebase/pages/25.html
前へ 双方の部隊が激突してから、まだ数分しか経っていないのに、もう一時間も戦っているように感じる。 可南子の右側から悲鳴が聞こえた。落馬する音が聞こえたのと同時に、剣をその方向に振るう。鈍い感触と共に、今度は男の悲鳴が聞こえた。 長い髪は後頭部でまとめ、兜に何とか治めている。その兜に、凄まじい衝撃が伝わった。 一瞬、可南子は命を落としたと錯覚した。兜の前面が砕ける。 落馬する寸前、鉄砲隊の姿が見えた。そこでようやく、自分が撃たれたことに気づいた。 瞳子の目の前で、可南子が落馬した。 「可南子さんっ!!」 彼女は派手に地面に叩きつけられ、後方に転がっていく。 瞳子は、キレた。 自らの魔力を剣に集め、大きく目と口を開け、雄たけびを上げながら、敵の真ん中に攻め込んだ。 瞳子は、可南子と違って兜をかぶっていない。トレードマークである縦ロールは隠さず、額当てのみとなっていた。 それはきっと、これからもそうであったに違いない。 それまでは、何があろうと、可南子が守ってくれたから。 瞳子たちの部隊まで敵を行かせないよう、可南子が食いとどめていてくれたから。 離れた場所の鉄砲隊が、瞳子に照準を合わせた。 瞬間、敵本隊の群れが崩れた。瞳子に銃弾は飛んでこなかった。 黒い塊に、淡い黄色が広がる。 「あれは」 傷ついた身体を起こしながら、可南子が呟いた。 遥か向こうに見えるのは、『剣聖』と呼ばれる──。 「かかれぇ!!」 剣を振り下ろすと同時に、周囲の兵士が敵軍を殲滅しだした。 不適な微笑みを浮かべる女が、馬から降りる。そして、よく通る声で言う。 「フェティダ自由国が総大将、支倉令! リリアン女王国の助太刀に参上した!!」 可南子が立ち上がる。自分の剣を手にする。 瞳子が剣を構えなおす。勝利を確信する。 令が更に続ける。全ての流れが、止まる。 「リリアンを攻め落とすならば、この支倉令を倒してからにするがいい!!」 再び動き出した流れは、全てが好転に向かっていた。 次へ
https://w.atwiki.jp/oogiricgi/pages/654.html
どうもこんにちは、九官鳥と猫です。 いつもお世話になっております。 色々と企画などにも参加させて頂いておりますので、 今回はこちらの「うぃきの編集」の方に、ご挨拶という形で参加させていただきました。 【名前の由来】 浅い表面的な文学テイストを込めてこの名前にしました。 【大喜利歴】 2年くらい前に友人からこのサイトを教えてもらいまして、 たしなむ程度に参加していました。 この名前にしてから本格的に始めたのが、 2010年の10月くらいだったかと思います。 始めるキッカケというのが、 同じ中学のモンキーパンチと「空想的居住空間」というコンビを組み M-1に出場しよう!ということで、ボケのセンスを磨きたかったというものでした。 余談ですが、M-1の方は3分のネタを作るのにどう足掻いても6分を超えてしまうという 致命的な問題を抱えており、結局は出場もせずPHPに入り浸るだけという 悲しい結果となってしまいました。 【好きな芸人】 一昔前のダウンタウン、ブラマヨ、今田耕司、フットボールアワー、千原兄弟、ケンコバ、野生爆弾 ごっつええ感じのコントは大好きで今も、見るくらいなんですが、中でも 「兄貴」「思春期」が大好きです。 あと芸人ではないですが、ゆらゆら帝国と電気グルーヴもお笑いの観点において大好きです。(もちろん音楽も) 【好きなお題】 写真と一言です。様々な写真お題が出されていますが、 人物と背景が同時に映るものが大好物です。 それに対するボケは、ここでこれ言うか?という物が好きなんですが、 言ってしまえばほとんどのボケが恐らく写真の人物自体、口にしないような物ばかりなのでしょうが、 画像に垣間見られていない物に対する物への補助の形となる、一見なんでもない様な言葉が そこにそんな物があって、こいつはこんな事を思ったから言葉を発して・・・ウワ~と考えてると 選ぶのも楽しいです。 【好きなボケ】 昔やってたガチンコに関するボケ、 小さい事に対して風呂敷をこれでもかと広げるボケ めんどくさいボケ 【ラジオ】 たまにダラダラとやらしてもらってます。 【好きなオオギリスト】 スカイハイさん、けええさん、シャズナのCD10円で買って割る会さん、フーリッシュ火山さん、とかちさん、 サファリさん、402号室さん、エイムさん、だんおにさん、再度メニューさん、いかそうめんさん、会長さん、 虎猫さん、高等生物のピューレさん、店長さん、パラドクス的なねさん、へぱさん、さちぼうさん、バインさん、 ド下品ちゃんさん、駈猷洩26世さん、泣いてただろあの時さん、ファルス男優さん、慶子さん、miyafiさん、 堂本さん、作りたくなかった空さん、ふかしさん、鉛筆削りさん、夜の深爪スナイパーさん、立方体さん、 レオンさん、LEFTURNさん、ハサミの使い方さん、ケチャップお蕎麦さん、イクラビートさん、 怒りの小五郎さん、ぃゎぉさん、にーずぼっぐさん です。 もちろんモンキーパンチも好きです。 【PR】 長くなりましたが、今後もどうぞ、よろしくお願いします。 みっこりんさん&ちゃんこさんのラジオめっちゃ好きです
https://w.atwiki.jp/nicomad_srs_event/pages/1710.html
http //www.nicovideo.jp/watch/sm31892678 youtube版(画質はこちらの方がいいです) 作品名:【PSYCHO-PASS 】獣たちの悲鳴【サイコパス】 作者名:ギールベルト 作者コメント:僕はずっと探している 知りたいことがあるんだ 以前から興味のあったAMVを作ってみました。「AniPAFE2017」&「第99回MAD晒しの宴」参加作品です。 使用楽曲 悲鳴/中島岬(サークルMiddleIsland) 初めてのAMVで大変でしたが、個人的に物凄く大好きなアニメと楽曲なのでとても楽しく作れました。私の動画でサイコパスや中島岬氏にご興味を持っていただけたのなら幸いです…… PSYCHO-PASSは魅力的な作品が多くいますが、この動画では狡噛と槙島の二人の関係性だけにフォーカスをあててみました。 この作品のタグ:第99回MAD晒しの宴 レビュー欄 名前 コメント